広告理論の基礎を振り返る② 「AISAS」とは?

広告理論の基礎と言えば一般的に「AIDMA(アイドマ)」が有名ですが、インターネットが普及した近年では「AISAS(アイサス)」という新しい広告理論が提唱されています。
これは2004年頃に電通が提唱したインターネットを利用した新しい行動モデルで現代の広告販売には欠かせない理論となってきています。
ここではAISASがどんなものであるのか見ていきます。

■AISASって何

AISASとはAttention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有)の頭文字を取ったもので、インターネットが普及した現代における消費者の消費行動におけるプロセスモデルです。
従来のAIDMAに代わって現在ではAISASが販売広告の基礎理論となりつつあります。

■AISASモデルの3段階のプロセス

AISASモデルでも消費者の心理プロセスは3段階に分類されます。

1.認知段階:Attention(注意)
この時点では消費者は単にその商品のことを知っただけです。
知る為の方法はさまざまなメディアや口コミでしょう。

2.感情段階: Interest(関心)
消費者が商品に関心を抱いた状態です。
AISASモデルの場合はこの感情段階はここまでです。

3.行動段階:Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有)
この時点で既に消費者は行動を起こすことになります。
「S:インターネットで情報収集を開始する」 → 「A:実際に商品を購入する」 → 「S:他の消費者に自らが情報発信源となって情報を共有する」
このように購買の時点で消費行動が完結しない、というのがAISASモデルの特徴です。

■AISASモデルに対する広告販売側の目標

AISASモデルに対する広告販売側の目標

AISASモデルを利用した販売促進にはどのようにすればよいのでしょう。

1.認知段階:Attention(注意)
認知段階で出来ることは従来と変わりません。商品の認知度の上昇に努めます。

2.感情段階: Interest(関心)
消費者が抱いた興味を持続させるために広告などを打つ必要があります。

3.行動段階:Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有)
S:検索される情報の優先順位を上げる。SEO(検索エンジン最適化)を行う。→A:インターネット通販などに対応し、販売機会を増やす。→S:購入者に口コミなどを積極的に行ってもら
うための施策を打つ。といった行動が提案できるでしょう。

AISASはインターネットが普及した現代における有効な販売広告、ひいてはビジネスモデルのひとつとして確立されつつあります。
AISASにのっとった販売広告を行うことでその先のビジョンがはっきりとしてくるかもしれません。

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