青色LED(青色発光ダイオード)って何がすごいの?

昨今のクリスマスシーズンのイルミネーションは、ブルーや白の透明な光を使った幻想的なものが主流ですね。
このブルー系の街頭イルミネーションは、ここ10数年で一気に広まったもの。以前は温かみのある電球色のイルミネーションが主流でした。

このブルーのイルミネーションを可能にしたのが、日本人が開発してノーベル物理学賞を受賞したことでも話題になった「青色LED(青色発光ダイオード)」です。
この青色LEDの発明は、いったい何がすごかったのかをご存知でしょうか? 今回は青色LEDについてご紹介します。

長く実現できなかった青色LED

LEDとはlight emitting diodeの略で、日本語では「発光ダイオード」と呼ばれます。
1962年にアメリカ人の科学者ニック・ホロニアックが発明した発光する半導体素子のことを言います。
当初、ホロニアックが発明したLEDは赤色のみで、1970年代には黄緑色のLEDが発明されましたが、その後長い間、青色のLEDは実現されませんでした。

1986年に赤崎勇と天野浩らが青色LEDに必要な高品質結晶の生成技術の発明に成功
これを元に、1993年に中村修二が世界で初の実用的な高輝度青色LEDを発明しました。
この3名の日本人研究者は、青色LEDの発明を評価されて2014年にノーベル物理学賞を受賞しています。

青色LEDの発明ですべての色を表示できるように!

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低い電力で駆動できるLEDは、発明された当初からディスプレイなどへの応用が期待されていました。
しかしフルカラーで表示させるためには、光の三原色である「赤・緑・青」が必要です。
このうち実用化されていたのは赤色LEDだけでした。

黄緑色のLEDは比較的早くから実用化されていましたが、純粋な緑色のLEDは青色LEDのための研究が進んだことによってようやく実現されました。
つまり、青色LEDの発明によって光の三原色が揃い、LEDですべての色の光が表示できるようになったというわけです。

青色LEDから白色LEDへ

青色LEDが発明されたことで実現できるようになった色の中には「白」もあります。

現在、家庭用の照明機器などでも広く使われるようになった白い光のLEDも、青色LEDの発明なしには実現できなかったのです。消費電力が少なく、寿命も長いLEDは照明器具だけでなく、スマートフォンなど携帯電話のバックライトにも使われています。
現在のスマホの小型・軽量化は、青色LEDの発明がなければありえなかったのです。

また、街中では信号や道路交通表示板をはじめ、屋外ビジョンなどにもLEDが使用されています。
青色LEDの発明により、すべての色をLEDで表示できるようになったことで、さまざまな分野で実用化されるようになったのです。
やはり偉大な発明であるといえるでしょう。

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