公共交通機関に設置されたデジタルサイネージ

凸版印刷株式会社が最新技術を取り入れて開発したデジタルサイネージ「FloatPanelDisplay(フロートパネルディスプレイ)」に注目が集まっています。FloatPanelDisplayの一番の特徴は、映像が浮かび上がるという点にあります。映像が浮かび上がるデジタルサイネージとは一体どういったものなのでしょうか? 今回は、映像が浮かび上がるディスプレイの仕組みや特徴、活用方法について紹介していきます。00

映像が浮かび上がるデジタルサイネージとは?

デジタルサイネージに映し出される映像というのは平面的なものになりがちです。そんな現状を打破しようと凸版印刷株式会社が開発した「浮かび上がるディスプレイ」が最近話題になっています。同社が2017年12月に開発したのは、映し出された映像が浮かび上がるという新型のデジタルサイネージ「FloatPanelDisplay」です。白い光を発する特殊なディスプレイに偏光フィルムをかざして映像が浮かび上がるように見せるのが、FloatPanelDisplayのメカニズムです。使われている偏光フィルムにはさまざまな加工がされており、フィルムをかざした部分だけに鮮やかに映像が浮かび上がるのが特徴です。

FloatPanelDisplayの映像が浮かび上がる仕組み

偏光フィルムをアクリル板などに貼り付けた状態でFloatPanelDisplayのディスプレイの前面に設置すると、映像が浮かび上がってきます。フィルムをメガネや電車など楽しい形に加工しておき、この部分にだけ映像が浮かび上がるようにすればとても楽しいイメージになります。さまざまな形の偏光フィルムを用意しておけば内容の差し替えも簡単です。桜の形やクリスマスツリーの形など季節のイベントに合わせた形の偏光フィルムを用意しておき、シーズンごとに訴求内容を変更していけば、集客にも大いに役立ちます。宣伝したいアイテムや企業ロゴなどを浮かび上がる形で表現することももちろん可能です。任意の部分だけが浮かび上がるように展示ができれば、多くの人の目に止まりやすくなり、それだけ高い宣伝効果が期待できます。

デジタルサイネージ「FloatPanelDisplay」の活用方法

FloatPanelDisplayは、第一弾として2017年中にシンガポール・チャンギ国際空港で日本食を提供する「JAPAN GOURMET HALL『SORA』」の入り口に設置されました。立体的なデジタルサイネージを通して、「SORA」のロゴを浮かび上がらせたり、日本の四季を表現する立体的な映像を流したりすることで集客効果を高めるのがこの製品の狙いです。FloatPanelDisplayの強みは、アイキャッチ性が高い印象的な映像を流せるという点にあります。同製品は2017年12月に販売開始され、今後観光事業者や小売業界、流通業界を中心に広がっていきそうです。

ディスプレイに触れようとしている男性の手

近隣住民に工事への理解を求めるためにデジタルサイネージが使われることもあります。通行人に注意を促す文言を表示したり、通りすがりの子どもたちがタッチパネルで遊べるコンテンツを用意して親しみを持ってもらったりと、アイディア次第でさまざまに使えるのがデジタルサイネージの魅力です。

近年、多くの企業が商品と消費者を効果的に結びつける販促ツールとしてデジタルサイネージの導入を進めています。映像が浮かび上がるという印象的なメカニズムのデジタルサイネージを取り入れれば、さらに高い集客効果が期待できることでしょう。映像が立体的に浮かび上がる近未来的なデジタルサイネージを街なかで見かけることも今後増えてくるかもしれませんね。

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