新時代到来! 有機ELディスプレイで変わるデジタルサイネージ

デジタルサイネージの新しいディスプレイとして注目を集めているのが「有機EL」です。
デジタルサイネージといえば液晶、というのが定番でしたがさらに高性能な有機ELの登場によりいっそうのアピール力向上が期待されています。
はたしてデジタルサイネージのありかたは有機ELの登場によってどのように変わるのでしょうか?

有機ELとは

有機ELとは、有機発光ダイオードを用いて発光させる現象そのものを指す言葉です。
一般的には有機ELディスプレイのことをさして有機ELと表現することが多く、液晶に変わる新時代のディスプレイ技術として注目を集めています。

有機ELのメリット

有機ELディスプレイのメリットとしては

・装置本体の小型化
・画質の向上
・消費電力の削減
・広い視野角

といったものが挙げられます。
有機ELは画素を構成する素子そのものが発光するため液晶ディスプレイのようにバックライトを必要としません。
そのため液晶に比べる装置本体を小さくすることが可能です。原理的には紙のように薄くすることも可能で、曲面など平面にとらわれない自由な形にできるのも大きな特徴です。

画質に関しても液晶を上回ります。素子が単体で発光するためコントラストは鮮やか。
バックライトによる色ムラもないので画面全体を美しく表示できるのは有機ELならではのメリットです。

素子そのものを発光させるのに必要な電力は非常に低く、同じ画面サイズで比較するなら有機ELは理論上液晶の約1割の電力しか必要としません。
優れた省エネ性能を誇るので電気料金節約に大きく貢献します。

液晶は技術的な問題から視野角に制限が発生するのを避けられませんが、有機ELには視野角の問題はほとんどありません。
約180度と液晶よりも圧倒的に広い視野角を持つ有機ELなら上下左右どこから見ても美しい画面が見られます。

有機ELで変わるデジタルサイネージ

有機ELで変わるデジタルサイネージ

従来のデジタルサイネージには主に液晶ディスプレイが用いられてきましたが、有機ELの登場によってさらなる広告効果の向上が期待できます。
液晶よりもデジタルサイネージ本体を小さくできるので場所を選ばず設置可能。
狭い路地やスペースの限られる地下街など、これまでデジタルサイネージを設置するのが難しかったような場所でもデジタルサイネージをアピールに活用できます。
繊細な高画質により賞品やサービスを美しい画質で紹介することができ、集客アップが期待できます。

消費電力が削減されるのでデジタルサイネージの維持コストが大幅に軽減。維持コストが削減されることで負担をおさえつつより気軽にデジタルサイネージを導入できます。
視野角の向上によりアピール力がアップ。
正面以外からでも表示内容をきれいに視認できるので、これまでよりも多くの人にアピールできます。高い位置に設置するなら従来では視野角の問題で設置できなかった場所にもデジタルサイネージが導入可能になります。

有機ELの登場によりデジタルサイネージの可能性はさらに広がります。
有機ELで向上した高いアピール力を活かして活用すれば集客アップに繋がることでしょう。”

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