リピーターを増やそう! 「また来たい」と思わせるお店作りのポイント

利益を上げていくには、リピーターの存在は欠かせません。お客様を呼び込むだけでなく、定着させることも重要です。
利用したお客様に「また来たい」と思わせなければいけないのです。

ここでは、リピーターを増やすためのお店作りのポイントをご紹介します。

設備内装関係でのポイント

・入口を「広く」「分かりやすく」する(入りやすくする)
これは新規のお客様を得るためにも大切なポイントですが、リピーターになるかどうかにも影響します。
お店の入り口が分かりにくければ、2回目でも迷ってしまうことがありますし、店内の様子が外から見えないと、お店の前で「入りにくい」と感じてしまうものです。
お店が「現在営業しているのか」「どんなお客様が来ているのか」が分かることで、入りやすさを覚え、お店に2度や3度来てもらうためのポイントになります。

・雰囲気が明るく清潔な環境を維持する
雰囲気の明るいお店の方がお客様の居心地は良くなります。
薄暗い天気の日や、夜の時間帯の営業でも店内は照明を工夫して明るい雰囲気を作れるよう心がけましょう。

また店内と同様に、お店の入り口もきれいに掃除してライトアップしておくことで、入りやすくなるだけでなく、お店の印象も良くなります。

・座席の配置を工夫し“人の流れ”をデザインする
お店の中にお客様が入れば当然“人の流れ”が生まれます。
この人の流れがスムーズでない場合、お客様は居心地悪く感じてしまうため注意が必要です。
特に飲食店のように、スタッフも複数人いてお客様と同様に動き回るお店は注意が必要です。
スタッフ同士が互いに位置を確認しやすく、かつ連携を取りやすい動線になるよう内装を工夫しなければいけません。
また動線は「入り口から店内」、「座席からトイレ」といったお客様目線でも考えて工夫する必要があります。

サービス面でのポイント

ビジョントラックの種類

・お客様に合わせた接客対応をする
スタッフの接客もリピーターの増減に関係します。
相手の年齢や性格に合わせて言葉遣いを変えて、相手に不快感を与えないことが大切です。

たとえば飲食店に年配のお客様が来た場合は、丁寧な言葉で席へ誘導し、商品説明を詳しく説明する必要が生じるでしょう。
一方で若い方や地元のお客様が来た場合、あまり丁寧すぎる言葉使いや、接客態度を取ってしまうとかえって不快に思わせてしまう恐れがあります。
お客様に合わせた接客をすることが大切です。

・“楽しみ”を演出する
「また来たい」と思わせるには、お店に行くことに期待感を持たせることもポイントになってきます。
例えばある飲食店では、ほとんどのお客様が注文するメニュー(ポテトフライ)のディップを日替わりにしています。
日替わりにすることで「今度はどんなディップなのか」という“楽しみ”を作っているのです。

頼みやすい価格帯の商品に、毎回なにか違うポイントを作ることでお店に訪れること自体に期待感を持つようになります。
これは商品でなくても構いません。お店のマスコット人形を日によって移動させたり、店長のコメントを載せる掲示板を設置したりといった方法も効果的です。

「また来たい」とお客様に思ってもらうためには、「居心地の良い空間を作ること」「スタッフの接客の質を向上させること」「お店に行くことが“楽しみ”だと思って貰うこと」が大切です。
すでにお店を営業している方は、この3つをポイントに工夫を取り入れてみてください。

また、これから開店しようと考えている方は、間取りから工夫することができます。
より良いお店をイメージしながら検討してみてくださいね。

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