2017年11月23日から同月26日まで、画期的なデジタルサイネージが首都高に試験的に導入されたのをご存知でしょうか。
そのデジタルサイネージとは、「デジタルサイネージ“体感”気象連動広告」というOOH(※1.)広告です。
4社合同で実現したこの新しい広告がどういうものなのか紹介していきます。
※1.OOH(out of home):交通広告や屋外広告など、家の外で接触するメディア広告のこと
デジタルサイネージ体感気象連動広告とは?
4社合同での試み
エフエム東京のグループ会社であるTOKYO SMART CAST株式会社、屋外デジタルサイネージを保有・運営する株式会社ヒット、気象情報ソリューションを手掛ける株式会社ハレックス、アサヒ飲料株式会社、
計4社の合同で新しいかたちのOOH広告が11月23日(木・祝)から26日(日)まで首都高速沿いに掲出されました。
TOKYO SMART CAST株式会社が展開する無料デジタル放送のi-dio受信機器を、株式会社ヒットが保有・運営する大型デジタルLEDボードに設置し、株式会社ハレックスが提供する天気・体感温度情報と連動させることで、
その場の気象条件・体感にマッチした広告訴求を行うことが可能となりました。
このことで、昨日と同じ気温でも風が強く吹く際には温かい飲み物を、乾燥をしていて喉がイガイガしてしまう時には乳製飲料などの喉に優しい飲み物を、などのよりターゲットに寄り添うコンテンツでキャッチしようという狙いです。
i-dio放送波とは?
2016年7月1日から放送が始まった新しい放送サービスです。
地上アナログテレビ放送終了後の空いた周波数帯を活用しており、受信器があれば無料でサービスを受信することができます。
現在は東京・東海・大阪・福岡と放送エリアを順次拡大中しています。
人気パーソナリティの番組や様々な音楽を楽しめるTS ONEや、アニソンだけが聴けるアニソンHOLICなど、コンテンツプロバイダ各社が提供するサービスを随時追加。
ほかにも自治体向け防災情報伝達システム「V-ALERT®」や法人向けサービスも拡充しています。
どういった効果が期待されるか?
その場所、その状況に合ったコンテンツを提供することで、ターゲットに共感を促し、次のアクションへと発展させます。
広告は一方的に宣伝していることがほとんどであるため、広告を好意的に見る消費者は多いとはいえないでしょう。
しかしデジタルサイネージ体感気象連動広告を活用することで、あターゲットに寄り添った広告訴求が可能となります。
たとえば「次のサービスエリアでホットコーヒーでも飲んで一休憩しようかな」と思わせるような、ドライバーに寄り添った提案をする広告が供給されるのです。
今後、広告の影響はますます大きくなると考えらえるでしょう。
今回のように多くの企業が協力することで、今後も画期的な広告媒体が種々生まれることでしょう。
デジタルサイネージ体感気象連動広告はOOHの可能性、広告の可能性を拡げる媒体といえます。
ターゲットに寄り添った広告訴求へと時代はシフトしているのです。
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