交通に関するスペースを利用した交通広告は、多くの人が目にする強力なプロモーションの場です。
そこにデジタルサイネージの特徴をプラスすれば、訴求効果はさらに高くなります。
そこで今回は、見ている人に訴求したデジタルサイネージの活用方法を、身近な事例から選んでご紹介します。
※今回紹介するデジタルサイネージの事例は一部他社のものです。
複数のディスプレイを組み合わせて空間演出
デジタルサイネージというと、印刷された広告の代わりにディスプレイが設置され、広告内容が表示されるというものが一般的です。
映像と、場合によっては音もつけて、見る人に訴えかけます。
この点が紙媒体とは違うデジタルサイネージの最大のメリットですが、平面的である点は紙媒体と変わりありません。
ところが、丸ノ内線新宿駅の東改札口付近に設置された化粧品のデジタルサイネージは違います。
柱を囲むようにディスプレイを設置し、柱に取り付けた窓に見立て、3DCGで作成した商品の映像を2面に分けて再生します。
2面使うことで「窓の中に立体的な商品が浮かんでいる」ように見えるよう演出したのです。
他にも、デジタルサイネージには一定間隔で手紙が現れ、特設サイトにつながるQRコードを表示するという仕掛けも取り入れられていました。
柱に近づいて見ていた人だけが楽しめる工夫こそ、デジタルサイネージの特徴である「1対1のコミュニケーション」を活かした広告の代表例と言えるでしょう。
タッチパネルで欲しい情報をピンポイント提供
京都駅、大阪駅、姫路駅、羽田空港などではタッチパネル式のデジタルサイネージを設置しており、表示した地図の中から店や案内所といった、見ている人の行きたい場所が表示されるようになっています。
駅や空港内の案内、時刻表、周辺の地図、観光案内など多くの情報を提供できる上、その人が欲しい情報をピンポイントに提供できるというのも、デジタルサイネージならではのメリットです。
壁面いっぱいの画面を活用した事例
デジタルサイネージはLINEやツイッターといったSNSで話題になることで、さらに注目を集めることができる広告媒体です。
逆に言えば、ネット上で話題になることを期待したプロモーションを作れる媒体と言えます。
ジャパンカップのプロモーションでは、メトロ新宿駅の壁面いっぱいに設置されたディスプレイの中を、実際の大きさとサイズで競走馬が駆け抜けるシーンを再生。
音とともにレースの臨場感を再現するという工夫がされていました。
現実と連動したプロモーション
ヘアケア製品のデジタルサイネージとして、地下鉄のホームに設置された例です。
ディスプレイにセンサーを組み込んで電車の振動をキャッチし、車両がホームに入ってくるとディスプレイ内でも風が巻き起こり、
画面中央にいる女性の髪が乱れるのですが、「この製品を使えばすぐに髪の毛も元通り」というコマーシャル映像になっています。
駅のホームに立った人が思わずびっくりして注目してしまう宣伝方法ですね。
現実の動きにうまく連動して製品のプロモーションが行えるのも、デジタルサイネージだからこそできる技であり、可能性のひとつだと言えます。
ここでは、巧みな演出が施され成功した事例の一部を取り上げてご紹介しました。以上のように、デジタルサイネージを使った宣伝の可能性は幅広く、人を惹き付ける演出や工夫はまだまだあると言えるでしょう。
多くの人が目にする交通広告は、デジタルサイネージのメリットを最大限に生かせる場です。
交通広告を考えているなら、デジタルサイネージを検討してみてはいかがでしょうか。
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