技術的にも市場規模的にも凄まじいスピードで成長しているデジタルサイネージ。
近いうちにデジタルサイネージ市場は1600億円市場になるとも言われています。
そんな今大注目されているデジタルサイネージの今後の動向を探っていきます。
【市場規模の動向】4年後には1600億円市場に
市場規模動向としては、デジタルサイネージが注目を集め始めた当初2012年段階では市場規模は約214億円程度でしたが、今年2016年には700億円規模にまで成長しています。
そして東京オリンピックが開催される4年後2020年には、市場規模はなんと1600億円まで拡大すると言われています。
成熟市場が増えた今の日本において将来有望な数少ない成長市場と言え、特に東京オリンピックで外国人観光客が増える東京都心部では、今後4年間で爆発的な普及が予想されています。
【利用方法の動向】インストアメディアとしての利用が増加
利用方法の動向としては、2012年の段階では主に交通広告(電車などの交通機関上や道路上での利用)やビルボード
(ビルやデパートの外壁に設置される大型LEDビジョン)としてデジタルサイネージが利用されるのがほとんどでした。
それが近年では、価格低下により小型ディスプレイの導入がし易くなったことなどが影響し、インストアメディア(小売店の店頭や店内の電子ビジョンなど)での利用が一気に増加しています。
それは、今年2016年には交通広告やビルボードを抑え、インストアメディアとしての利用がトップに来るほど。
今後、更にインストアメディアとしての利用が増加していくと見込まれています。
【利用業界の動向】小売・商業施設の需要大
デジタルサイネージを利用する業界の動向としては、今後はデパート・飲食店・コンビニなどの小売・商業施設での需要が急激に増加すると考えられています。
これは、ディスプレイ価格の低下や低コストでクラウドサービスが使用できるなど、さまざまな理由が挙げられますが、特に次の2つが大きな理由と考えられます。
◇ 小売・商業施設向けデジタルサイネージの導入コストが下がり手軽に導入できるようになったこと。
◇ 多言語表示、多言語音声など小売・商業施設では嬉しい外国人観光客向けの機能を有していること。
デジタルサイネージにはさまざまな機能が期待できますが、やはり多言語表示ができるという点が何よりも勝る利点だと言うことが分かります。
また、商業施設以外でも、金融機関や官公庁などでのデジタルサイネージの利用も今後更に増加していくでしょう。
デジタルサイネージは今、目覚しい速度で普及しており技術的にも日々着実に進化していきます。
数年後にはデジタルサイネージが生活の一部に完全に溶け込んでいる社会になっているかもしれません。
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