NTT株式会社とPDC株式会社が現在開発している「接客型デジタルサイネージ」。
これまでのようなタッチパネルの操作ではなく、音声の対話による操作が可能なまったく新しいタイプのデジタルサイネージになるようです。
ここでは、この接客型デジタルサイネージの特徴や魅力についてご紹介していきます。
接客型デジタルサイネージとは?
「接客型デジタルサイネージ」は、音声対話プラットフォーム技術の開発を進めるNTT株式会社と、デジタルサイネージ市場でトップシェアを持つPDC株式会社が現在共同開発しているまったく新たなデジタルサイネージです。接客型デジタルサイネージは、従来のようなタッチパネルによる操作ではなく音声認識による操作を目指したデジタルサイネージです。
例えばユーザーがデジタルサイネージの前に立ち、「トイレはどこですか?」と発言すると、それに合わせた情報(ここではトイレの見取り図)を表示させてくれます。
また、「レストランを探しています」のような選択肢の広い発言については、「レストランのジャンルを教えてください」のように対話を行い、お互いの対話にて目的の情報を詰めていく機能も実装される予定です。
高い音声認識機能
この「接客型デジタルサイネージ」では、単に音声認識ができるだけでなく、その音声認識の質についてもこだわっています。
・接客型デジタルサイネージに搭載される「固有表現抽出技術」
「固有表現抽出技術」はNTT株式会社が開発した、人名、地名、組織名等(固有表現)を単語列から抽出し、そのカテゴリを推定する技術です。
例えば「太郎」「花子」といった固有表現(オリジナルで未知な言葉)は従来の音声認識ではなかなか上手く処理できなかったのですが、この固有表現抽出技術によりそれをよりスムーズに認識することができます。
・接客型デジタルサイネージに搭載される「インテリジェントマイク技術」
「インテリジェントマイク技術」はNTT株式会社が開発した、あらゆる騒音状況下で目的の音声をクリアに集音する技術です。
ショッピングセンターや駅構内など騒音あふれる環境であっても聞き漏れなく、音声の集音が可能です。
接客型デジタルサイネージの利点は?
この接客型デジタルサイネージの利点は、スムーズに目的の情報をデジタルサイネージ上に表示させられることです。
特に大型ショッピングモールやターミナル駅など扱う情報が多くタッチパネルの操作量の多いエリアでこのメリットは大きく、目的の情報に行き着くまでの時間が大幅に短縮されます。
また、今後多言語化にも対応すれば、外国人観光客への観光案内や商品PRにも活用できます。
言語の異なる外国人観光客から見れば対話によって目的の情報に行き着けるシステムは便利なだけでなく安心感も生まれていくため、デジタルサイネージを設置したお店の評判も向上してくでしょう。
「接客型デジタルサイネージ」は、音声を利用することでこれまで以上にスムーズな情報提供を可能にするものです。
ある意味コンシェルジュの代わりにもなりえるため、普及すればより便利な社会が到来するかもしれません。
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